　静岡県・磐田市・淡海国玉神社

【概　要】－淡海国玉神社は静岡県磐田市見付に鎮座しています。淡海国玉神社が何時頃から祭られていたのかは判りませんが、平安時代に成立した「三代実録」と「延喜式神名帳」にその名が刻まれている事から少なくともこれ以前から勧請されていたと推測されます。古代遠州国の総社という格式だった事から遠州国に境内を構える延喜式内社が境内で奉斎され往時は遠州国の国司が祭祀を行っていたことが窺えます。現在は大国主命が主祭神として祭られていますが、当時の遠淡海国（遠江国）の国造の祖とされる物部印岐美連（物部十市根連の子、成務天皇の侍臣）は磐田郡入見出身で、そこに鎮座する入見神社がかつて物部印岐美連が祭られていた事から、当社も物部印岐美連、すなわち遠淡海国の国魂の神が祭られていたという説があります。淡海国玉神社は古くから神仏習合し江戸時代までは「惣社大明神」と称していましたが明治時代の神仏分離令を経て明治元年（１８６７）に金幣奉納され元々の社号である淡海国玉神社に復しています。

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淡海国玉神社（磐田市）：周辺の見所

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