静岡県・富士宮市・井出家住宅(源頼朝)

  静岡県の観光と歴史的建築物(ホーム)富士宮市>井出家住宅
【 概 要 】−井出家は中世からこの地に土着した豪族で源頼朝が富士で巻狩の際は宿営地として利用されたと推定されています。江戸時代を前後して帰農したとされ、以降は周辺地域の名主などを歴任する上層農家として大きな影響力を持ちました。現在残されている高麗門と2棟の長屋の建築年は不詳ですが宅邸が安永5年(1776)と寛政9年(1797)に火災により焼失している記録がある為、それを前後にして再建されたものと考えられています。高麗門は城郭などで採用される格式の高い門の形式の1つで柱の間の間口が約2.7m、切妻、金属板葺(元トントン葺)、北側の袖壁にくぐり戸が付いています。南棟は木造平屋建て、北側が入母屋、南側寄棟、茅葺、桁行約15.6m、梁間約3.9m、内部は馬屋と堆肥置き場として利用されていました。北棟は木造平屋建て、北側が寄棟、南側入母屋、茅葺、桁行約14.5m、梁間約3.9m、内部は下男部屋や蔵、作業場として利用されていました。井出家高麗門及び長屋は近世上層農家建築の遺構として貴重な存在で平成7年に富士宮市指定文化財に指定されています。
スポンサードリンク

井出家住宅(富士宮市):周辺の見所

富士山本宮浅間大社 井出家住宅 西山本門寺
※ 当サイトへの相談や質問は大変失礼ですが、メールのみとさせていただきます。又、回答はあくまでも当社の考えであって1つの参考意見です。ご自身の責任でご判断下さい。 回答によって不都合や不利益をこうむっても当社は一切責任を負いません。又、回答を直接的(当社の名前を使って)に交渉や請求の手段とすることはご遠慮くださるようお願い申し上げます。 予告なしに追加、書き替えを行いますのでご了承ください。 尚、リンクは自由ですが画像(写真)や文章等の利用は遠慮させていただいております。御理解の程よろしくお願いします。