静岡県・伊豆市・最勝院

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【 概 要 】−最勝院の創建は天文元年(1433)、当時の鎌倉管領であった上杉憲清が祖父重兼の菩提を弔う為、吾宝禅師宗燦(八十九代後深草天皇の後裔、後深草天皇の曾孫の子、南足柄市の大雄山最乗寺8世)を招いて開山したのが始まりと伝えられています。ただし、開基は憲清ではなく同じく関東管領だった上杉憲実(上野・武蔵・伊豆守護、足利学校や金沢文庫を再興)とする説が有力視されています。当初は西勝寺と称し真言宗の寺院でしたが、中興開山を期に最勝院と寺号を改称し曹洞宗に改宗しています。その後、寺運が隆盛し、江戸時代には伊豆国の曹洞宗僧録所にもなり最盛期には宝五派1400余ヶ寺を擁する大寺となります。文政10年、昭和15年と火災により多くの堂宇が焼失しましたが其の都度再建されています。本堂裏手にある五輪塔は山内上杉氏最後の関東管領となった上杉憲政の嫡子龍若丸のものされ、人質として小田原北条氏に送られる途中に逃げ出し、追手により追い込まれこの地で自刃したと伝えられています。吾宝禅師に天狗が帰依し当山の守護神になったという伝説から火防に御利益があるとして4月24日には火防尊の例大祭が行われています。   
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最勝院(伊豆市):周辺の見所

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