　静岡県・掛川市大須賀町・本源寺

【概　要】－本源寺の創建は寛永５年（１６２８）、当時の横須賀城の城主井上正利が父親である井上正就の菩提を弔う為に開き、寛永８年（１６３１）、日賢上人を招いて開山したのが始まりと伝えられています。当初、境内は横須賀城の北東の方角にあったことから城の鬼門鎮守とされましたが正利が寛永２１年（１６４５）に笠間藩（茨城県笠間市）に移封となり本多利長が岡崎藩から入封すると寛文２年（１６６１）に現在地に移されました。元禄１５年（１７０２）、６世日述の代に日蓮宗の本山であ身延山久遠寺（山梨県身延町）の直轄になっています。山門は横須賀城の搦手門を移築したと伝えられる古建築物で掛川市指定文化財に指定されています。又、境内に建立されている井上正就の墓碑も掛川市指定文化財に指定されています。

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